活動内容
これまでの活動内容
【令和2年】
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1月16日:
徳島新聞朝刊1面に掲載された野上彰に関する記事を、僧地駐在員・森長進が目にします。記事には、野上彰が東京オリンピックの開会式・閉会式で歌われた賛歌の訳詩者として紹介されるとともに、貞光町史に記された情報があったため、母方のルーツに関する疑問が生じ、調査を開始する決意を固めました。
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1月25日:
森長進は藤本ひかりさんと面会し、貞光町史のコピーやお墓の写真を見せることで、地域の歴史や野上彰の母方ルーツに関する初期調査を開始。ひかりさんとの対話を通じて、野上彰の家族や先祖に関する新たな手がかりが得られ、今後の調査計画の基礎となりました。
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2月22日:
藤本ひかりさんが僧地に来訪。万福寺において、町史や過去帳、さらには増藺家の墓の調査が実施され、現地の史料と実際の状況を突き合わせることで、野上彰の母方ルーツの存在が具体的に確認される流れとなります。
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3月26日:
藤本ひかりさんと藤本国彦さんが訪れ、つるぎ町役場や現地各所での視察・資料調査が継続されます。これにより、地域に根付く歴史や伝統がさらに明らかになり、後の交流活動や展示企画のための基礎資料が整えられました。
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4月16日:
当初予定されていたつるぎ町内でのオリンピック聖火リレーが、社会情勢やコロナ禍の影響により延期。これにより、地域の活動全体のスケジュールに再調整が生じ、後の企画にも影響を与える重要な転換点となりました。
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6月:
藤本ひかりさんから、野上彰の翻訳本「ラング世界童話全集」12巻が送付され、地元小学校への寄贈の話が始動。これにより、野上彰の文化的業績を地域の次世代へ伝える取り組みが具体化し、教育分野とも連携する動きが生まれました。
【令和3年】
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連載記事の掲載:
徳島新聞において、藤本国彦さんが「父と私と音楽と」と題した連載記事を発表。記事では、野上彰の母方ルーツや、僧地に息づく伝統・文化が多角的に紹介され、地域住民および外部から高い評価と関心を集める結果となりました。
【令和4年】
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3月30日:
「僧地夕日のビューポイント」が正式に整備され、その美しい夕日とともに徳島新聞に掲載されます。記事では、四季の移ろいや地域住民による安全対策、そして歴史が織りなす情緒豊かな風景が紹介され、僧地の観光資源としての価値が広く伝えられました。
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7月15日:
藤本昭子さんの公演や地元行事を契機に、野上彰記念の標柱設置について具体的な議論が始まります。地域住民、関係者、および「野上彰の会」の間で、野上彰の文化的意義と僧地との結びつきをどのように表現するかが真剣に検討される場面が見られます。
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9月25日:
再度、徳島新聞にて夕日に染まる僧地の風景が取り上げられ、地域の美しい自然環境が改めて注目されます。これに伴い、標柱建立計画への期待や地域全体での文化的連携の意識が高まっていきます。
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11月13~14日:
野上彰翻訳本贈呈式が開催され、森長進がこれまでの経緯と調査結果を詳細に説明。藤本ひかりさん、藤本国彦さんおよび「野上彰の会」の関係者が一堂に会し、交流が深まるとともに、地域と野上彰との歴史的絆が強調される大変盛大な式典が実施されました。式典後は記念撮影も行われ、地域住民にとって誇り高いひとときとなりました。
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12月3日:
徳島新聞に「つるぎ・僧地地区に野上彰標柱設置へ」との記事が掲載され、今後の標柱建立に向けた具体的な動きが報じられ、地域全体の文化プロジェクトが一層加速する契機となりました。
【令和5年】
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4月30日:
現地での調査活動が本格化。藤本国彦氏や森長進らが連携し、野上彰の母方ルーツおよび僧地に伝わる増藺家の歴史が体系的に整理されます。この調査により、地域の伝統資料が再評価され、今後の展示やプロジェクトに向けた重要な土台が確立されました。
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6月12日:
僧地夕日のビューポイントにおいて、「野上彰ゆかりの地」と称する標柱建立式が盛大に開催されます。ヒノキ造りの標柱(高さ1.6m、縦横12cm)には「野上彰ゆかりの地」「僧地は母方のルーツ」の文字が刻まれ、地域住民、藤本家、「野上彰の会」といった多方面の関係者が一堂に会して式典と記念撮影を行い、地域の誇りと文化遺産が讃えられました。
【令和6年】
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春:
「野上彰展とひょうたん桜を見る会」などの展示会および交流イベントが開催され、貞光ゆうゆう館で野上彰の翻訳本、オリンピック讃歌のパンフレット、詩集「前奏曲」などが展示されます。さらに、僧地景観いいんかいによる僧地夕日のビューポイントの写真や、徳島新聞報道の資料が紹介され、地域と野上彰の魅力が多角的に発信されました。
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秋(11月3日実施予定):
「野上彰の親族関係者」と「僧地」の交流会が開催され、レンタカーでの移動や、貞光ゆうゆう館、森長博子宅、お墓、ビューポイント、さらには穴吹町での昼食まで、現地での視察と密度の濃い交流プログラムが実施されます。この交流会では、野上彰の家族や友人、地元関係者が集い、写真撮影や個別の意見交換を通じて、地域と野上彰との文化的連携がさらに深まる貴重な機会となります。
【その他】
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令和7年3月3日付けの「様式5号実績報告書」に基づき、つるぎ町集落内の森林環境整備支援事業が実施されるなど、地域のインフラや環境整備も着実に進行している。これにより、自然環境の保全と地域の持続可能な発展が図られ、地域全体の活性化に寄与する重要な施策となっています。